今週は浜松市役所で不動産無料相談会を行いましたが、利用できない農地の処分についての相談が増えてきました。
ニュースでも農業従事者の高齢化により耕作放棄地が増えていることが話題になっていますが
浜松市でも農家が減り市街化調整区域内農地の維持管理や相続問題を抱えて困っている人が多いと思います。
現在の所有者が耕作できず草刈等維持管理が大変で子供さんに同じ苦労をさせたくないので自分の代で農地を処分したい気持ちは良く分かります。
残念ながら市街化調整区域農地の利用方法は限られていて(下記参照)ご相談に来られる方の案件は利用できずそのまま保有して相続で次の代へ承継していかざる負えない場合が多いのが現実です。
国には人口減少と農業従事者の高齢化に農地法の改正も含めて早急に対策をしてもらいたいものです。
参考に農地の利用・処分方法としては
・農家資格のある方に農地を購入・賃貸して耕作
・農地転用(雑種地・宅地)許可の取得できる方にしてもらい購入・賃貸して利用
地元の自治体や寺院、神社に声かけることも解決の一つです
・国庫帰属制度を利用して国に帰属
但し、測量して境界確定・国も草刈りなど維持管理費が必要になるので面積に応じた負担
金の支払い(500㎡だと概算約72万円)が等が必要になります。
空き家につきましては浜松市も「空家等除去促進事業費補助」があり、いくつかの条件に当てはまることが必要ですが徐々に申請者も増え利用できない空き家については徐々に解体が進んでいると思います。