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測量について その2

前回に引き続き測量のお話しです。

土地売却の際に行う測量とは、「土地境界確定測量」といい、土地と土地の境界を調査・確認・確定を行い、実際の土地の面積を把握し、測量図を作成する作業のことを言います。

※測量には、このほか新築住宅建築時等に土地の高低調査も含めて行う「土地現況測量」もあります。

境界の確定は、現地で土地の権利者それぞれが立ち合いの元、境界確認書に記名押印し書類を交わすほか、「境界杭」と呼ばれる杭を境界点に設置することで土地と土地の境界線を確認し合います。

土地売却時の測量と境界確定は、境界に関するトラブルを未然に防ぐため、また土地の売買価格を実測面積で決めるために行われています。

 

土地の売却時に測量を必ずしなければいけない、という決まりはありませんが、買主から求められる事がほとんどです(境界に塀・フェンス等分かりやすい物があるのであれば現況確認はできますが)。

以前は、登記簿に記載されている面積(公募面積)で互いに了承して土地売買取引が行われていましたが、近年は土地の測量をし、境界を確定した上での取引がほとんどです。

これらの測量は近隣とのトラブルがあるとまずこの境界確定が進みません。そうすると土地の売却もできなくなってしまいます。

 

測量にかかる費用

測量と境界確認・確定を行うのは土地家屋調査士の仕事です。不動産仲介業者を通して紹介されるケースがほとんどですが、もちろん自分で探した土地家屋調査士に依頼する事も出来ます。

土地売却の際の測量費用は普通規模の住宅地でおおよそ30~45万円が一般的ですが、

土地の形状や水路の有無などによっても料金が変わる場合もあります。