先週、M信託銀行不動産コンサルティング部の講演を聴く事が出来ました。
昨年までの好調な不動産市場と今後の市場予測についての内容です。
売買取引事例・オフィスの賃料や空室推移・業況指数・融資残高推移・マンションの販売状況・投資利回り推移等、多角的な視点から分析していました。
平成29年の不動産市況予想は【私見】としながらも
〇マンション市場は
●新築:売れ行き悪化、価格軟調の中、供給抑制
●中古:新築との相対感で当面、取引増・価格上昇傾向
・・・・・新築と中古の価格差縮小する可能性
〇オフィス市場は
●東 京:2018年の大量供給を見据え、空室率は増加傾向に転ずる
●他地区:名古屋を除き、供給は限定的で空室率は低下基調が続く
・・・・・賃料は東京でも天井感が強まり、他は総じて横ばい
半年後の予想アンケートでも横ばいから下落回答が多くなってきています。
『今後の不動産マーケットについては為替や海外要因のリスクが大きい事と、市場が良くなるには国内のインフレ期待が高まる事が重要だ』とまとめていました。
先日の新聞には、2016年の賃貸住宅の新規着工戸数が急増、建設バブルで供給過剰になり
空室率の上昇に繋がる事が懸念されていました。
長期の需要を見越したしっかりとした投資計画が益々重要になってきたと思います。
当日は菅官房長官の講演も聴く事ができました。
岡田
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