昨日7月23日に熊谷で最高気温41.1度の史上最高を記録し、
ロイター通信が世界に向けて速報を打つほどのニュースとなりました。
命に関わる危険な猛暑が続いている日本列島ではありますが、
一部の大人たちが口にする、自分が子供の頃はエアコンも無く
扇風機や団扇だけで夏を乗り切ってきたのに、今の子供たちは根性がない、、 だらしがないなどと言っているのを聞いたことがありませんか?
果たしてそうなのでしょうか?
そこで今回は気象庁天気相談所が作成した東京における猛暑日(最高気温35℃以上)
の日数を参考に年代別に調べてみました。
1970年~1979年 15日
1980年~1989年 9日
1990年~1999年 37日
2000年~2009年 36日
2010年~現在 69日
これ10年間での日数ですよ。昔は猛暑日が年に1,2日程度しか無かった
のに1990年代から急に増え始めたのがわかります。
そして2010年から今日まで、まだ8年も経っていないのにすでに70日近くも
あり、しかも今年1年だけでもすでに13日を記録しています。
1970年代の10年間分の日数を今年1年だけで超えてしまう勢いです。
やはり、こうしてデータで見ても確実に昔より暑くなっていることが
わかりますね。
これは日本だけではなく「北半球で異常な高温や豪雨、干ばつが起きるなど、
異常気象が起きている」とWMO(世界気象機関)が警鐘を鳴らしています。例えば
中東のオマーンでは6月28日、1日の最低気温が42.6℃を観測しました。
(因みにその日の最高気温は49.8℃だったそうです。)
まだまだ世界には上には上もありますが、どうか皆さまご自愛を!
澤木