全国の空き家の数
総務省から2023年の住宅土地統計(速報値)が発表された。
空家900万戸 居住や使用の目的のない「放置空家」は385万戸
10年くらい前のセミナー資料では約800万戸だったので10年で100万戸近く
増えている。
少しでも空家(未利用地)を活用し、地域の発展に努めないといけません。
しかし、 不動産業者にとって低廉な空き家の売買・賃貸は中々取り組みづらい業務です。
なぜなら永年放置されている不動産は権利関係やインフラなど役所以外での現地での聞き取り等調査事項が多く、知識や労力・時間も多く掛かり尚且つ取引のリスクも高くなります。
残念ながら報酬額は扱った売買・賃貸価格によって決まるため実質赤字になることが多く積極的に取り組みづらいのが現実です。
不動産業界では以前から報酬額の見直しについて意見を述べていましたが
こうした状況を踏まえ、宅地建物取引業法の低廉な空家等における特例一部改正(報酬額等)がパブリックコメントに出されました。
これで少しは低廉な空家解消に取り組む不動産業者が増え不動産の有効活用がされて
地域の活性化に繫がることを願います。
低廉な空家を所有している方々も是非ご協力をお願いしたいと思います。
時代に合った法改正は常時必要ではないでしょうか?